2017年7月13日

【第二部:躍進編】第二成長期 昭和五十八〜平成四年

 私が入社したころのオカダ合金は、いわゆる第二成長期にあった。

 

 当時、写真現像機(ラボ)のトップメーカーであるコパル(現日本電産コパル)との取引拡大に成功し、さらに松下電器産業(現パナソニック)とロボット事業で直取引が実現、当社はVプロセス・金型鋳造共に新規型の立ち上げラッシュだった。

 

 大手メーカーとの直取引では、鋳物素材だけの納入ではなく、完成品としての納入を要求される。そこで、社長(父)は、金沢地区の複数の機械加工メーカーに協力を仰ぐことで多くの完成品受注を請け負うことに成功した。

 

 ただ、大物部品(Vプロセス製)の加工調達がどうしてもネックとなっていたため、いよいよ機械工場を建設し、当時としては大型で最新の門型マシニングセンターを導入して機械加工の内製化をも図るに至った。

 

 その甲斐あって、当社の業績も右肩上がりで急伸し、平成三年(一九九一、第十七期)には過去最高の七億四千万円もの売上高に達した。

 

 社内組織も、岡田社長(現会長)・石丸専務(現相談役)・寺島工場長(現顧問)に、社長の弟の岡田稔営業部長(現監査役)が加わり首脳陣が確立された。腕の良い職人たち(従業員)、信頼厚い協力会社との良いネットワークもでき上がり、実に活気あふれる成功形が確立されたように思う。

 

オカダ合金ヒストリー

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