【述懐】誉れ高き五十周年達成【顧問 寺島 国樹】part2

2017年07月13日

私とオカダ合金の縁

 

 人生とは本当に不思議なものです。三十年以上前のある日、何気なく弊社の会社前をウオーキングしていた時に偶然岡田社長(当時)と出逢いました。平常は全くお会いすることもない岡田さんの方からにこやかにお声を掛けられました。用件は「鋳物の良い職人を知っていたら一人世話してほしい」ということでした。

 

 私の友人に一級鋳物師がいたので早速話を伝え、翌日その友人と二人でオカダ合金を訪ねたところ、友人は即採用されました。私もぶらぶらしていたので「私もどうでしょうか?」と伺ってみました。その答えは「鋳物の職人ではないからいらないのだが、雑役でよければ来てみるか」でした。

 

 一週間後、友人の鋳物職人と二人で初出社すると、最初に出会った従業員から突然「お前らか、会社の人を辞めさせて入社したのは!」と大変な「歓迎」を受けました。私はそんなことは知る由もなく「なかなか重みのある職場に来たな!」と思いました。

 

 私の仕事は事務関係を含めた現場の雑役でしたので、誰よりも早く出社して誰よりも遅く退社する毎日がこの時から始まりました。私の自由時間は現場の全員が退社しないとできません。現場が終了すると事務所で当日の生産状況のまとめと明日の生産計画の確認、その他の整理をしていると毎晩一人残されてしまいました。