【述懐】鋳物業一筋【取締役工場長 魚野 正人】part5

2017年07月13日

アナログとデジタルの融合

 

 入社して十三年目になるが、当社へ入社するまでは、パソコンのOffice をかじった程度だった。当社は、いち早くCADを導入していたので設計業務を始めてからはCAD操作と設計技術との格闘が始まった。頭の中で設計案ができていても図面化できなければ製作できない。会社はもちろん自宅へもパソコンを持ち帰り、独学でマスターしようと励んだ。多少はパソコンには慣れていたつもりだったが、CADの操作は大変だった。

 

 現在までに、三次元CAD、湯流れ・凝固解析ソフトを導入したが、これはあくまでも道具であり鋳造の知識が無ければ何もできないものである。そこで生かされているのが、石丸社長から指導を受けた技術教育である。朝礼時のワンポイント教育。それが今では数十ページのファイルになり全員が持っている。

 

 これが、私たちの自慢でもあり現在の基礎となっている。基礎技術・経験・勘があってデジタル技術をうまく融合させる。これが大事でありこれからも伸ばす必要がある。

 

 幸いにも、当社の鋳造業務に携わっている従業員は若手が台頭してきている。大半が入社十年以内で、チームワークで難題をクリアしてきている。私としては、工場長として立場の難しさや辛さを痛感している中で、大変頼もしい仲間たちだ。これからもチームでベクトルを合わせて頑張ってほしい。