2015年3月29日

失敗学⑤『組織が失敗を呼ぶ』

今回は経営者としては耳の痛くなるような題名です。
2005年 JR福知山線の脱線事故を例に、大事故や失敗の直接原因はもとよ
り、「その背景にあるものは何か?」について探ります。
うーん、なるほど、そうだったのか~?! 毎回考えさせられます。
詳しく書ききれませんが、失敗の原因は一つではなく、重大事故の殆どは「組
織」に問題があるそうです。

 


そこで今回は、とてもお恥ずかしい話しですが、当社がお客様へご迷惑をお掛けし
てしまった事例で、製品の「数量違い」ミスについて、真剣に討議しました。
梱包・出荷業務に携わる作業者が、確認不足や勘違いで確かに間違えてしまって
いる訳ですが、その背景にある組織的な問題(要因)は何か?と探って いく
と...ありました!
それは、社内情報連絡網の曖昧さです。
いわゆる「報・連・相」が十分でなく、現場が過密スケジュール状態に陥ってい
たことが判明しました。
組織体系を見直し、よりチームワークで動ける体制を再構築することを決めました。
少し時間は掛りますが、お客様に極力ご迷惑をお掛けしないよう、進めて参る所
存です。

 

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