社員研修（失敗学④「失敗は伝わらない」）

3.11東日本大震災から10年が経過しました。
犠牲となられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに

被災された 皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私が畑村先生の失敗学に大きな関心を持つきっかけとなったのが、本章「失敗は 伝わらない」です。

これを観た時、衝撃を受けたことを忘れていません。
なぜなら、この本が出版されたのは2007年(NHK放映は2006年)です。
東日本大震災から5年前に、ＴＶ(NHK)で畑村さんは、三陸沖の地震による大津へ の警報を促していたのです。
本章では昭和8年と明治29年の大津波の際に住民が後世に伝えようとして残した 石碑について解説されています。
残念ながら失敗(情報)は風化しやすく「伝わらない」性格を持っていることを知 り、備えを怠らない強いリーダーシップと組織作りが必要であることを訴えてお られます。

章の中では「ハインリッヒの法則」の解説があり、当社ではこれを活用して、事 故はもとよりアルミ鋳造における「不良品対策」に取り組んで行こうと思います。