モチベーション

４月も早や中旬を過ぎ、時間の経つのが早い早い。
新年度ということで、今年も新入社員（１名）が加わってくれました。
研修期間を終え、各職場を体験中ですが、初々しい姿に好感を持てます。

入社式では、今年も「３人のレンガ職人」を例に話しました。
〝マズローの５段階欲求″を表す良い事例です。

誰でも最初は「物質的な欲求」から仕事に就くのでしょう。
何処かの時点で「精神的な欲求」に気づき「自己実現欲求」へと成長して欲しい…と。

ＷＢＣの熱戦をＴＶ観戦していて、ふと思うことがありました。
活躍中のプロ野球選手達も一つ一つの動作(投げる、打つ、走る、捕る等)そのものは、単純作業の繰り返しです。
その単純作業の質を高めるために毎日ハードな練習を積み、ハイレベルな技の習得に励んでいるのでしょう。それ自体は地道な活動です。
質を高めてレギュラー獲得するには監督やコーチに認められたいし、試合に出れば早く結果を出して観客に認められたい（承認欲求）
そして、応援してくれるファンをもっと喜ばせたいし、野球の楽しさを多くの世代に知らせ、球界全体を発展させたい（自己実現欲求）…となるのでしょうか？

当社はアルミ鋳物製造業なので工場の中がフィールドです。直接的に歓喜の声を発してくれる観客がいないため、華やかさに欠ける様にも思えるかもしれません。
ですが、自身が手掛けた金型やアルミ鋳物や仕上げや加工や検査を施した製品が、時間を経過してお客様のもとに届き、組付け、ご使用頂くことになります。
つまり、仕事(努力)を評価される反応が得にくく、タイムラグがあるのです。

「この鋳物や加工は綺麗だ！扱い易い！」「レベルが高い職人技だ！」とファンになって貰うことを目指す会社でありたいし、皆(社員)も同じ目標を持って頑張り、成長していって欲しい！・・・（シーン😓）