ピンチをチャンスに

先日、地元の経営者仲間が集い、「被災地から逆境を生かす戦略」と題して、能登半島地震による経営危機を脱する事例発表が行われました。

発表者のひとり、羽咋郡宝達志水町にあるお米の卸販売業「中橋商事（株）」の中橋社長ご夫婦とは、経営戦略の勉強仲間です。
中橋商事さんは、今回の地震で倉庫が破損し、保管していた大量のお米が散乱してしまいました。損額は億単位にも…⁉
普通なら廃棄ですが、壊れた倉庫に立ち尽くし熟考の末、そのお米を拾い上げ、衛生基準を満たすまで何度も篩にかけ、ついには「復興米」として売り出しました。
これがマスコミに取り上げられ、ネット通販を中心に爆発的な大ヒット！ もの凄い勢いで売れ続けているそうです。

そこには、単に「もったいない」の意図だけでなく「能登の農家の皆さんが精魂込めて作った美味しいお米を無駄にしたくない！」という強い想いがあったそうです。

「被災地を救いたい」「何か協力したい」そう思う人は全国に大勢いることでしょう。
故郷納税もしかり、このような想いの詰まった商品を消費するのもまた立派な復興支援と思います。皆で応援しましょう！

見事、ピンチをチャンスに変えた中橋社長と奥様、そして、社員の皆様に敬意を表します。

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