2014年2月9日

アルミ合金鋳物の原材料について

当社は、アルミニウム合金鋳物を製造していますが、原材料は材料メーカーで配合された地金(インゴット)を購入し再溶解して鋳造しています。
地金には、新地金と二次合金地金がありますが、一般的に鋳物・ダイカストメーカーでは二次合金地金を使用しています。
新地金とは、鉱石(ボーキサイト)から電解工程を経て製造された地金を言います。ボーキサイト鉱石5トンから1トンのアルミニウム原料が取り出されます。現在では、日本軽金属(株)殿の蒲原工場のみが国内製造しています。
二次合金地金は再生塊と言われ、アルミ缶・ホイール・エンジン・サッシ等のアルミスクラップを分別、再溶解、成分調整して製造された地金になります。
新地金の製造に必要なエネルギーの5%程度で製造でき省エネルギー、省資源、環境保全の一面を持っています。
当社では、お客様の仕様により新地金と二次合金地金の両方を使用しています。材料成分は、材料メーカーのミルシートの確認と鋳造前の炉中分析を行い材料成分の品質確認を行っています。
材料成分・特徴について御質問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

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