2014年3月2日
アルミ合金溶解炉と介在物除去
金型鋳造専用炉として7炉保有しています。各炉体とも湯温の安定化の為に溶解時、鋳造時には炉蓋をセットしています。鋳造時には、自動開閉装置を備え湯温の安定化とピンホール発生の少ない溶湯を作れる炉体構造にしています。
溶湯処理は、介在物除去・水素ガス除去に優れた「静波」装置を金型鋳造では3台備えて常時安定した溶湯で品質の良い鋳物作りに努めています。
「静波」は、ローターを溶湯内で正回転・逆回転で回転させながら不活性ガスを吹き込む装置です。
不活性ガスに介在物・溶解ガス・酸化被膜を付着させ滓として浮遊分離させる事ができます。一般的には300μm以上の介在物が鋳物へ混入すると機械的性質に影響すると言われます。
当社では、介在物の確認方法として「Kモールド法」と言われますTPでの破断面確認方法にて定期的にチェックしています。
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